こんにちは、ASAです。
この記事では、経験者にしかわからない、海外移住がおすすめな理由についてお伝えします。
海外に移住って、したくてもなかなか決断できないですよね。
言葉、ビザ、仕事、教育。考え始めると、不安になりませんか?
不安になってしまうのは、リスクにばかり目が向いているからです。
でも。
海外移住には、実はたくさんのメリットがあるんです。
メリットに気がつけば、移住することよりも、移住しないことの方が、リスクに感じてしまうかもしれません。
この記事を読めば、さまざまなメリットに気がつくことができ、海外移住がおすすめな理由がよくわかりますよ。
この記事の信頼度
9年ほど前にオーストラリアに移住。
当初、知り合いもなく、仕事のあてもなく。
しかも。夫の英語力はTOEIC500点ほど。文化の違いもあり、いろいろと苦労しました。
めげずに情報収集、分析、挑戦し続けた結果、
無事に永住権もとり、夫を現地企業に就職させることに成功しています。
1. 非常時の対応が日本よりも格段に良い国がある
お金の話
コロナ騒ぎはまだまだ収まっていませんね。
みなさん、まだまだ不安な時をすごされているのではないですか?
コロナが始まってからの不安は、ウイルスへの恐怖だけでなく、世界経済や雇用など、経済への不安も大きいですね。
私の場合。
夫の勤務する会社も、週5日から週3日勤務に変わりました。
働く時間が40%減ったことになります。
当然、収入も40%カット。
家賃やもろもろの支払いを終えると赤字です。
会社から、会社自体の存続も危ういとの話もありました(!)。
私も不安でしょうがありませんでした。
でも、あることを知って不安はだいぶやわらぎました。
それは、政府の経済的な部分での対応策です。
わたしの住んでいるオーストラリアでは、コロナの経済的な影響を緩和するため、手厚い給付金が支払われています。
各会社などには、社員一人あたり、2週間に$1,500(約110,000円*)が支払われます。
これは、雇用を維持するためのものです。
会社自体の収入が減って、社員の給料を払えないから解雇する、という事態を防ぐためです。
これは、3月末にはじまりました。
収入の減った人や、仕事がなくなった人は2週間につき約$550のコロナウイルス給付金(約42,000円*)や、家賃補助なども支給されます。
これには、収入や貯蓄などの制限があります。
ある程度貯蓄がある人や、仕事時間が減っても、収入が高めの人たちには支給されません。
でも、その制限も、通常よりもだいぶ制限がゆるくなっています。
そして、この期間に住宅のローンが支払えない人は、半年間支払いを待ってもえらえます。収入が減ってしまった人たちにとって、これは本当に助かる措置ですよね。
こういったことが、早い段階より発表されていたため、国民の経済的な不安は随分とやわらいだと思います。
もし、このような補助がなかったなら、病気への不安と、経済的な不安とのダブルパンチで、世の中はもっとすさんだ雰囲気になっていたでしょう。
調べてみると、フランス、イギリス、カナダなどでも、政府の補助も、相当手厚いようです。
仕事がへったり、なくしてしまった人たちは、当面は金銭的な心配はないまま、自由な時間ができたことになります。
かえって前向きな時間の使い方ができた人も多かったはずです。(期間限定ですが。)
日本政府からの給付金は一律10万円ですね。
10万円が、1回だけ、支給されます。
10万円だと、一体なにができるでしょう?
何日間生活ができるでしょうか。
仕事を失うことへの不安が消える額ではないことは確かです。
コロナと学校
こども達の通っている学校でも、対応は素早いものでした。
長女の通う公立校では、3月末あたりから、自宅学習が始まりました。
その時点で全ての授業がオンラインでおこなわれることになりました。
学校が準備するために授業を行わなかった日はたった1日。
最初の1週間は、コンピューターやソフトウェアなどの設定などでバタバタしました。
でも、そのあとはすぐに慣れました。
テストや課題提出などもオンラインで行われ、案外スムーズにオンライン授業に移行しました。
(オーストラリアのハイスクールはデジタル化が進んでいます。
もともと生徒達はコンピューターで授業を受けていました。
それもスムーズに移行できた理由のひとつです。)
これで、学業の遅れに対する不安もだいぶ軽減されました。
ひとまず安心。
一方、次女の通う公立の小学校。
ハイスクールと同様に、3月末から自宅学習することになりました。
こちらは、すぐにはオンライン学習にきりかわりませんでした。
自宅学習当初は教材がメールで配布され、それを保護者がみてあげる、というかたちでした。
2週間の秋休みをはさんだあと、4月から、オンラインで課題提出や1部の授業が行われました。
教材は、よくこの短期間でここまで用意できたな、と思うほどのクオリティとボリューム。
先生方やスタッフの人たちは、本当に大変だったと思います。
感謝しかありません。
こどもたちも、毎日することができてよかったと思います。
生活にもリズムができました。
それだけでもすごいのに、その小学校では、こころのケアについても考えてくれました。
- 長期間家にこもること。
- 先行きが不確かなこと。
- 親の仕事も不安定なこと。
このような状況は、親にとってもこどもにとっても、相当苦しいものです。
学校は、専属のカウンセラーの方とともに、保護者のためのビデオ教材を用意してくれました。
まず保護者にアンケート。
内容は、「こども達の様子はどうか」「どのようなことで困っているか」など。
そのアンケートの結果をもとに、
「こどもたちにどう接すればいいのか」
「自分の心のケアをどうすればいいのか」などについて、
カウンセラーの方がビデオのなかで教えてくれるのです。
わたしはそのビデオは見ませんでしたが、こういったことで、助かる人もいるのではないでしょうか?
ちなみに、バイオリンやピアノなどの習い事も、オンラインにきりかわりました。
これで継続してレッスンを受けることができました。
先生が、個人個人が演奏を録音したものを集めて、オーケストラの演奏に聞こえるように合成したりもしていました。
これは、コロナでなければできないような面白い体験ですね。
助け合う社会
ロックダウンが始まったばかりの頃、郵便ポストに一枚のチラシが入っていました。
それには、
- 近所に住んでいること。
- 理由があって買い物にいけない人のために、買い物を代行するボランティアをしているとのこと。
- 連絡先
などが書かれていました。
買い物に行くことは、その人にとっても、リスクになるはずなのに。
皆、自分自身のことで忙しいはずなのに。
困っている人たちに手を差し伸べる人がいる。
そんな社会は生きやすいですよね。
また、大手スーパーマーケットでは、老人や、病気などの理由で感染リスクが高いひとたちのために、その人たちだけが買い物をできる時間帯が設けられていました。
オンラインで買い物をする時も、その人達が優先的に配達をしてもらえました。
このように、オーストラリアでは、個人の負担が軽くなるようなさまざまな対応がなされています。
こういった対応が国や社会といった単位でなされていると、不安がとても少ないのです。
そうすると、ギスギスしてしまいがちな今のような状況下でも、パニックをおこさずに、比較的余裕を保てるのです。
まとめ
いかがでしたたか?
海外移住をしてみたいと考えている人は、リスクとメリットを比較していくことで、納得のいく判断ができるようになります。
2011年の原発事故、コロナなど、生きていると、「まさか」という事態が起こります。
そんな時、対応は国によって全然違います。
国民への経済的負担に手厚く対応してくれる国はあります。
子供たちがの教育が滞らないよう、素早く対応してくれる国もあります。
そして、不安ななか、人々が助け合う気持ちを持っている国もあります。
そんな国に移住ができたら、不安は大きく減るんです。
このようなメリットを知ってしまうと、むしろ、移住しないことの方がリスクに思えて来ませんか?
考えているよりも、すぐに行動を起こすことが大事です。
さまざまな角度から情報収集から始めて見ることをお勧めします。
(*この記事を書いている時点のレートで計算しています。)